
大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査とはどんなもの?
大腸内視鏡検査は、スコープ(細い管)を肛門から入れて大腸内を直接観察する検査です。
大腸ポリープやがん、出血、炎症性疾患等を観察し診断ができます。また、組織を採取したり、病変の切除も行えます。大腸癌のほとんどは、ポリープ(腺腫という良性腫瘍)の悪性化=がん化です。
つまり、ポリープは「前癌病変」(がんになりうる病変)です。

当クリニックの内視鏡検査の特徴


苦痛を抑えた検査・前処置
当院では、大腸の状態に合わせてスコープを選択し、負担の少ない内視鏡検査を実施します。鎮静剤を併用することで張りや違和感を軽減し、リラックスして検査を受けていただけます。

NBI+拡大観察で早期発見と的確な診断
粘膜の血管を際立たせるNBI(狭帯域光観察)と、最大100倍まで拡大できる内視鏡を併用し、早期がんの発見やポリープの良悪性判定を正確に行います。大腸ポリープが発見された場合、その場で切除できる場合もあり、迅速な対応が可能です。

プライバシーに配慮した「マイトイレ」完備
検査前後の処置や排泄をプライベートに行える、トイレ付きの完全個室を8室ご用意しています。安心して内視鏡検査を受けられる環境です。

徹底した感染対策
検査前に採血でB型・C型肝炎などを確認し、使用するスコープは検査ごとに専用洗浄機で完全消毒。院内感染防止に万全を期しています。
大腸仮想内視鏡(CT-コロノグラフィー)


大腸カメラが難しい方には、
CT仮想内視鏡という選択肢もあります
過去に内視鏡挿入が困難だった方や、強い不安・苦痛を感じやすい方、また腸の形状や病状によって内視鏡検査が適切でないと判断される場合には、CT仮想内視鏡検査をおすすめしています。
肛門から大腸・直腸内へ 二酸化炭素を注入したうえで、CT撮影を行いコンピューターによる画像処理を行って実際の内視鏡で覗いているように画像を構成する方法です。
主な大腸疾患
潰瘍性大腸炎
過敏性腸症候群
直腸炎
排便障害
クローン病
大腸憩室症
虚血性腸炎
大腸ポリープの治療法

大腸ポリープは、内視鏡を使用して切除する方法が一般的であり、患者様の負担も少なく、多くの症例で日帰り治療が可能です。
一方で、進行の程度やポリープの大きさ・形状、患者様の体調や既往歴などによっては、外科的な手術が適応となる場合もあります。
ポリペクトミー
ポリープの茎にスネアという金属性の輪をかけて、高周波電流を流して切り取る。

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EMR
粘膜の下に薬液を注入し、病変を持ち上げ、スネアをかけて切り取ります。平坦な形のポリープに用いられる。

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大腸がんの治療法

早期の大腸がんでは、粘膜や粘膜下層にとどまる小さな病変であれば、内視鏡による切除(ポリペクトミー・EMR・ESD)で治療できる場合がほとんどです。
これらの方法は、体への負担が少なく 、入院期間も短く済むのが特徴です。
一方、進行度や転移の有無によって内視鏡手術ができない場合は、腸管の一部と周囲のリンパ節を一緒に切除する外科手術が必要となります。これにより、再発リスクを可能な限り抑えることを目的とします。
腹腔鏡下に行う手術

5mm~1cmの小さな穴のような創を数カ所つけて炭酸ガスでお腹を膨らまし、手術する空間を作り、小さな創から入れた腹腔鏡と機械を用いてTVモニターを見ながら、手術を行う。術後の痛みや癒着が少なく後遺症が少ないなどの利点がある。
開腹手術
他臓器への浸潤などがある場合は、腹部を切開し、直視下で行う。
胃内視鏡検査

胃内視鏡検査とは、大人の小指ほど太さのスコープを口または鼻から挿入して、食道、胃、十二指腸を観察します。
当クリニックの上部内視鏡検査の特徴




苦痛を抑えた経鼻・経口内視鏡検査
当院では経鼻内視鏡(鼻から入れる)と経口内視鏡(口から入れる)の両方に対応しています。先端部外径4.9mmの極細スコープを導入しており、反射が強い方や以前の検査がつらかった方にもやさしい検査が可能です。麻酔を併用してリラックスした状態で受けていただけます。

高精度な観察による早期発見
NBI(狭帯域光観察)と最大100倍まで拡大できる内視鏡を組み合わせ、粘膜表面や血管構造を詳細に観察します。これにより、早期がんの発見や炎症・びらんの正確な診断が可能です。

安心・安全な検査体制
検査ごとにスコープを専用洗浄機で完全消毒し、感染症対策を徹底しています。B型・C型肝炎などのチェックも事前に行い、安心して検査を受けていただける体制を整えています。
胃内視鏡検査を受ける方へ

電話で予約できます。
検査前日
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☐ 夕食は軽めにすませてください
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☐ 午後9時以降は絶食
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☐ 水分は飲まれて大丈夫です
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☐ 内服中のお薬は通常通り服用してください
検査当日
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☐ 朝は絶食です
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☐ 湯のみ茶碗一杯程度の水分でしたら飲んで大丈夫です(お茶・お水のみでお願いします)
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☐ 内服中のお薬で糖尿病のお薬を飲まれている方は、当日中止してください
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☐ なるべくゆったりとした服装でお越しください(お腹・胸を締め付ける服装はご遠慮下さい)
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☐ 口紅・マニュキュアはせずにお越しください
主な胃腸疾患
逆流性食道炎
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃がん・ESD

病変が小さなものでは内視鏡切除が行われ、この方法は治療時間も少なく、また出血や合併症状が少ないよい方法といえる。しかし、病変が少し大きくなると内視鏡粘膜下層剥離術(ESD治療)を行う。内視鏡治療ですめば、患者さんの体への負担が軽減される。
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)
内視鏡を使った治療法には、スネアと呼ばれる金属の輪を病変部に直接引っ掛け、高周波電流を流して切り取る方法(内視鏡的粘膜切除術;Endoscopic mucosal resection:EMR)があります。

最近では、図のような専用の処置具を使ってより大きな病変を切り取る方法も行われるようになってきています。これは内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic submucosal dissection: ESD)と呼ばれています。
ESDは専用の処置具を使い、より広範囲に病変を切り取ることが可能な治療法です。
切り取られた病変は、最終的に顕微鏡でその組織の様子が確認されます(病理検査)。

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ピロリ菌検査・除菌


ピロリ菌を除菌すると、胃や十二指腸の病気になりにくくなり、また、再発しにくくなることから、現在では 、感染しているかどうかを高い精度で診断する検査方法が、普及しています。もし、ピロリ菌に感染していることが分かった場合は、積極的に除菌することが推奨されています。
除菌方法
ピロリ菌のいる患者さんには、胃酸分泌を抑える薬と2種類の抗菌薬を用いる除菌療法があります。
